死にたくていい。でも生き抜いて。

美しい死に方

この足が嫌い
この腕が嫌い
この両目が嫌い
この鼻が嫌い
この口が嫌い
この声が嫌い

この髪も嫌い
この耳が痛い
この性が憎い
この胸は脆い
この脳は破壊
この生はいらない

憎い憎い憎い憎い憎い全部醜い
腐った血液も腐った感情も
私を作る何もかも全て
嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌嫌
吐き気がするの止まらないの
誰もいらないの終わればいいの
全部全部全部全部全部捨てたい
痛い痛い痛い痛い痛い死にたい
痛い痛い痛い痛い痛い死にたい
早く壊せ早く壊せ早く壊せ早く壊せ
早く早く早く早く早く早く
早く早く早く早く早く早く壊して

こんな醜い私のこんな汚れた人生
せめて最後だけは
せめて最後だけは
純白に染まりたかった

こんな醜い私のこんな哀れな人生
せめて最後だけは
せめて最後だけは
一瞬に愛されたかった

コンプレック

昔から自分の顔が大嫌いだった。

父親譲りの造形が嫌。

特に自分の笑った顔が嫌い。

笑った時に垂れ下がる目尻が気持ち悪くて、嫌で嫌でしょうがなかった。

中3の時、一気に太った時期があった。

足が太くなって、お腹もたるんで、肉付いた頬で笑うとやっぱり笑顔が気持ち悪いから、いっそハサミを突き刺したかったけど、醜い顔が更に醜くなるのはもっと嫌だったし、痛いのは嫌だし怖いし。

ただでさえ、毎日痛いのに余計痛い事なんてしたくない。

だから体にも何も刺せなかった。

中途半端に刺すくらいなら深く一刺しの方がいいなんて思うけど、でも結局怖くて何も出来ないから、ただただ自分で自分を呪う事しか出来なかった。

憎悪

学校に行けば、私は嫌いな人間を頭の中でずっと呪ってた。

私は一度嫌いになった人間とは二度と目も合わせたくないし、同じ空間に存在するだけでイライラが止まらなくなる。

当時、いつも我儘で短気な女の子がいて、私の周りの子達はみんな嫌っていたし、私も大嫌いだった。

散々周りを振りまわす癖に、微塵も謝りやしないし、そのまま何事もなかったかのように毎日、普通に過ごしている。

こんな子が普通に過ごしてるなんて嫌だ。こんな子と一緒にいたくない。

ともかくこの空間から消えて欲しい。

その子が休めば、永遠に登校してこない事を願っていた。

私程じゃなくても、みんなだって少なからずそう思っているはず。

だからあんなに悪口言ってるんでしょ?

そう思ってるから死ねばいいとか簡単に言えちゃうんでしょ?

私より酷い事散々言ってたよね?

なのに、なんでそいつの前でそんなに笑えるの?

なんで皆んなそいつと普通に話せんの?

なんでそっちが普通なの?

なんでそれが普通なの?

この学校に「まとも」なヤツなんていないじゃん。

もし、あんたらが「まとも」だったとしたら、私は「まとも」じゃない事になる。

私が「まとも」でないとして、消えて欲しいアイツはなんなの?

私よりは「まとも」な人間なの?

それじゃあ、消えて欲しいアイツより私の方が醜い人間って事?

アイツより醜いなんて絶対に嫌だ。

だけど、皆んなが「それ」を続けるなら、結局そういう事だ。

やめてよ。全員呪うしかないじゃん。

こんな奴らと一緒にいたくないけど、家に帰れば最低なクズ男が好き勝手暴れてケラケラ笑ってる。

どうしてクズばっかりが笑える世界なの?

こんな世界おかしいよ。

「異常」が「正常」のこんな酷い世界で生きてるなんて気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い。

酷い世界で醜い姿で醜い事しか考えられない。

結局、一番醜いのは私だ。

あーもう、自分の全部汚すぎて吐き気が止まらない。

 

-epilogue-

嫌いだから憎い。

憎んでも憎みきれない。

自分の憎悪が気持ち悪過ぎて耐えられない。

「もう死にたい」

自分として生きている事が辛いから死にたいと感じる。

感情の反応としては「正常」

いくら「憎悪」で頭が埋め尽くされる事があっても、それは一つの「純粋な感情」でもある。

「死にたい」も「憎い」もそれ自体は決して「汚い感情」ではない。

仮に「汚い感情」だったとして、「綺麗な感情」だけで生きている人間なんていないし、いたとしたら、それこそ「異常」

「憎い」も「死にたい」も自分素直な感情なら、中途半端に否定するよりはその感情を全て認めて出し切った方がいい。

「アイツが憎い」

「自分が憎い」

「憎過ぎて死にたい」

自分に自分の感情を吐き出す事。

自分の感情を自分で認めた上で、受け入れるのではなく、あくまで受け止める事。

受け入れるべきは、自分を殺したくなる程「傷ついている自分」の事。

死にたくなる程我慢している自分を一番認めてあげられるのは自分自身。

こんなバラバラの思考が行き交う世界で死にたくなったっておかしくない。

「死にたい」という気持ちは、自分を生き抜いてる何よりの証。

「死にたいから死ぬ」のではなく、死にたいなら「死にたい自分と生きてく」

こんな世界だからこそ、全力で自分を生き抜いて。

種類3 性病検査




ABOUTこの記事をかいた人

30代内向型HSP。 耳管開放症、月経困難症、うつ病、などの病気の体験談をブログに綴っています。YouTubeも始めました。私の経験を通して、今、生きづらさを感じている方に少しでも役立つ情報をお伝えしていければと思っています。