Contents
Message
こんな私に生きる価値なんてない
君はそう呟いた
僕もずっとそんな風に
思って生きてきたよ
投げつけられたのか自分で割ったのか
足元はガラスの破片だらけ
もう身動きが取れないからさ
いっそここで終わろうと
破片を握りしめて
赤い涙の温度
震えが止まらないその手で
僕が最後に出来る事は
自分から自分を守りぬく事だけだった
ずっと自分に傷をつけながら
ずっと自分で守り続けてた
胸の奥にある小さな光のカケラ
残し続けていたのは
願いを掛け続けていたから
痛いまま怖いまま泣きながら
今も守り続けてるモノに
価値しかないって事
早く気付いてほしいんだ
こんな私が生きる意味なんてない
君はまた呟いた
僕もずっと考えてた
けど分からなかったよ
そんな意味をいくら探したってどうせ
見つかりやしないそれでも
探す事でどうにか自分を
保っていたりもしてさ
どんな言葉もキレイ事
腑に落ちる訳なくて
理解する意味もないんだって
もう諦めてしまいたいのに
諦めきれないのは諦めたくないから
ずっと自分が分からなかったんだ
ずっと自分を分かりたかったんだ
意味がないと泣いてきた日々の
意味を探し続ける理由は?
生きる意味を求めるのは
誰より生きたいと願ってるから
今を生きれる今を
生きなきゃ意味がないって事
どうか気づいて欲しいんだ
僕だって今が正解か間違いかなんて
分かりもしないんだ
どんな言葉並べたって今の君には
一ミリも響かないかもしれない
それでも僕は伝え続けるよ
君が流してきた涙は
一滴も無駄なんかじゃない
その雫が君の空に
笑顔の花を咲かせるから
ずっと自分に嘘をつきながら
ずっと自分を信じたかったんだ
痛みなんて痛くない まだだ
ここで終わりなんかじゃないって
ずっと自分を認められなかった
ずっと自分を認めたかったんだ
逃げ道しか選べないだけど
ここまで歩いてきた事だけ
褒められずとも認めよう
自分の価値も意味も何もかも
今を生き抜く事で
生まれ続けてるって事
君なら気付けるんだよ
君は君を救えるんだよ
君は君のまま
君として笑えるから
epilogue
私は長い間、自分は不幸になる為に
生きているのではないかと思っていた。
そんな事の為に生きていたくなんかない。
もうずっと終わりにしたいのに
どんなにボロボロになっても
最後のトドメは刺せなかった。
それをただのいくじなしだと自分を詰る日々。
それでも、明日も辛いと分かりながら
明日を迎える選択をして
例え不幸になる為に生きてきたとしても
その為に必死で生きてきた。
どんな無様な生き方でも
私はここまで歩いて来たんだと思えた時、
また私を始めようと思えた。
-rinna-
最近のコメント